要点:旧耐震・ボロ戸建は「安い」だけで手を出すと修繕費で大きな損をする可能性があります。雨漏り・傾き・シロアリなどの見えないリスクが多数あります。
■ なぜ旧耐震は危険か
旧耐震・ボロ戸建投資は「安く買える」「初心者向け」と誤解されがちですが、実際は建築知識がなければ極めて危険です。雨漏り・傾き・シロアリ・腐朽・基礎の劣化など、表面からは見えない問題が多く、修繕費が想定の2倍、3倍に膨らむケースは珍しくありません。
■ 購入前に確認すべきチェック項目
購入の前に必ず次のポイントをチェックしてください:
- 信頼できる工務店や大工による事前診断(構造、基礎、屋根)
- 雨漏りの有無(天井や外壁のシミ、内部の匂い)
- シロアリ・害虫の痕跡(白蟻の土台の傷、木材のボロつき)
- 傾きや基礎の沈下(水平器でのチェックや地盤調査)
- 給排水・電気配線の老朽化(将来的な全面改修の可能性)
■ 投資家に必要なマインドセット
私が初心者の方から相談を受けた際も、ボロ戸建投資を検討している場合はまず「建築の知識や経験はありますか?」と尋ねます。建築知識がない方が「不動産会社に意見を聞いて決めます」と言った場合、その時点で止めることが多いです。
理由は明白です。仲介された不動産業者は売主側と利害が一致している可能性が高く、利益相反の問題があります。正しい判断は外部の中立的な工務店や専門家の診断をベースにするべきです。
「投資は自己責任」という言葉を本当に理解している投資家は、情報の取捨選択ができ、他人の利害関係を見抜き、リスクを自分で定量化することができます。これができない場合、ボロ戸建は向きません。
■ 悪徳業者に騙されないためにできること
- 複数の工務店に現地調査を依頼して見積りを比較する
- 診断書は必ず受け取り、写真や動画で証拠を残す
- 不明点は現場写真をもとに専門家に質問する
- 契約前に修繕見積もりと資金計画を明確化する
■ 投資は“現代の経済戦争”である
投資、そして人生そのものは戦いです。もちろん殺し合いではなく経済戦争の形を取ります。だからこそ、競争を理解し、リスクを把握し、情報を武器にして最後は戦わずして勝つことを目指すべきです。
■ まとめ
旧耐震のボロ戸建は初心者向きではありません。購入前に必要なのは、
- 建築の知識
- 信頼できる工務店のネットワーク
- リスク判断ができるマインドセット
ワンポイントアドバイス:
まずは小さな現地調査から始め、信頼できる工務店との関係を作ること。無料診断をうまく活用し、見積りを複数取ることを習慣にしましょう。