築古戸建の不動産投資法
(導入編)

築古戸建による投資法は、高利回りの確保と

リーシングのノウハウが命です。

 投資効率は極めて高く、投資家として中級レベル

に上達してきたらチャレンジできます。

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 中級レベルとは、築古戸建について建築基準法の

知識やリフォーム代の効率的節約法、賃貸業者や

管理業者との戦略的な付き合い方、など一定の知識

と関係者とのコミュニケーション力があることです。

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 また、基本的に現金投資になりますのでそれなりの

現金資金が必要な点でも敷居が高くなります。

 逆に言えばこれらをクリアできれば、高効率な賃貸

事業が展開できるので投資バリエーションが広がり、

幅のあるワンランク上の不動産投資ができます。

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 それから、法令上の制限もしっかりと頭に入れて、

その建物を長期的視野で収益を上げるために運営上の

問題点を俯瞰できるスキルも要求されます。

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 あと、融資を受けない形で投資をする場合、デッド

クロスの心配がない点もメリットになります。

 こうして見るとなんだか簡単そうに思えますが、実

は苦労も多いのが築古戸建投資法です。

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 建物、設備のクレームはやはり副業サラリーマンに

は慣れていないとちょっと堪えるでしょう。

 物件の選定と指値がキモになる投資法です。

 ある程度、不動産投資のメリット・デメリットが理

解できたら挑戦しても良いですが、、、

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 最初は、信頼を置いて相談できる建築士や投資アド

バイザーの指導の下で実践してみて下さい。

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 にわか仕込みの知識では、思わぬ落とし穴に嵌りま

すので、要注意です!

絶対にやってはいけない条文集

【超 重 要】

 第1条 地盤沈下(不同沈下)や建物の傾きがある激安物件に投資する。

解説:不同沈下で傾いている物件は本当に性質が悪く、かなりの手腕がないと挑戦してはいけません。

 第2条 心理的瑕疵がある物件に投資する。(特に変死・自殺・事故)

解説:言うまでもなくリーシングが難しく、賃料も相場以下になりますし、出口(売却)も大変です。

 第3条 建築基準法の旧耐震基準であるS56年6月以前に建築確認申請した戸建に投資する。

解説:これは地震大国日本では避けられないことで、耐震補強義務などが生じると利益が吹き飛びますし

賃借人が建物強度の不足で怪我や死亡することがあると民事・刑事問題にも発展する恐れが・・・。

 第4条 どうやっても建替えができない物件に投資する。

解説:接道の問題などでどうやっても建て替えができない物件は、建物が使えなくなった時は終わりです。

固定資産税・都市計画税だけ支払う羽目になり、資産ではなく単なる負債になり最悪の結末を迎えます。

 第5条 嫌悪施設の近くの物件に投資する。

解説:カルト教団や暴力団事務所が近くにある物件は、安いです。相当覚悟を決めてかからないと

悲劇になります。

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